創業96年 お茶といえば前橋山都園

 お茶の香りの魔苛訶不思議


  お茶の香りにリラックス成分があることは誰もが体験したことがあるかと思われます。

  そして緑茶、烏龍茶、紅茶は、人の思考に合致して、快適さをもたらすという点で最高傑作とまでと言われています。
  この茶の嗜好特性因子の一つに香りがあります。茶に含まれる微量成分である香気物質が神経系を介して脳に
  「快」をもたらす効果が絶大であると考えられています。
 

  たとえば緑茶は、

  殺青のため加熱乾燥工程のみで製造されるため、Z-3ヘキセノール(青葉香)リナノールオキサイド(柑橘香)などの青

  葉の成分を保持し、さらにマルトール(カラメル香)やインドール(糞臭)の加熱香気が加わったものになっています。

 

 

 肥満抑制作用について

 

  実践1(人における体脂肪低減作用)肥満は、動脈硬化性疾患の発生要因である高脂血症、糖尿病、高血圧などの生

  活習慣病の要因ななり、肥満予防には大きな関心が寄せられております。


  そんな中、緑茶のカテキンに体脂肪低減作用があると実証されております。
  延べ480人を対象とした臨床実験では、茶カテキン100mg/日程度の摂取で体脂肪低減作用は認められず、400mg/日

  程度の摂取で体脂肪低減の傾向が、さらに500~600mg/日以上の摂取で有意な体脂肪低減作用が認めらることが実

  証されています。

 

  500~600mgという茶カテキン量は、急須で茶葉をいれたお茶では約700ml分
  に含有される量です。この量の茶カテキンを日常生活で効率よく摂取するためには工夫が必要ではありますが、習慣化す

  ることで用意に摂取できることが確認されました。

 

  実践2(人における体脂肪低減作用のメカニズ)
  体脂肪低減は、エネルギー摂取量をエネルギー消費量が上回った場合におこり、茶カテキン摂取において胃および膵臓リ

  パーゼ活性阻害によるエネルギー吸収量の低下が示唆されます。 また一方、茶カテキン摂取によるエネルギー消費量の

  増加があります。

 

  茶カテキン摂取後の呼吸商の経時的な測定の結果でも、脂質由来のエネルギー消費量においても同じように消費量の増

  加が認められております。

  体脂肪を1kg減少させるのに、700kcalのエネルギー消費が必要とされます。茶カテキンを500~600mg/日摂取することに

  より12週間で1.5kg前後の体重および体脂肪低減が認められています。

 

  この1.5kg前後の体脂肪低減には合計で10500kcal,1日あたりに換算すると125kalの消費量の増加が必要です。この1日あ

  たりのエネルギー消費は運動に換算すると軽いジョギングなら15分、散歩なら45分、また食事では茶碗一杯弱分に相当し

  ます。


  茶カテキンの日常的な摂取が、体脂肪の低減を通して、高脂血症、糖尿病、高血圧を予防し、さらに動脈硬化症疾患の発

  症低下に寄与することが期待されます。